【9月20日】「第43回日本小児心身医学会学術集会」に、Peds3代表千先が座長・演者として登壇

2025年9月19日(金)から21日(日)にかけて、「第43回日本小児心身医学会学術集会」が、東京・代々木の国立オリンピック記念青少年総合センターで開催されます。

Peds3代表の千先園子が、2日目の9月20日に開催されるプログラム「デジタルを用いた新しい支援の形を考える」にて、座長・演者として登壇します。

プログラム

(若手企画)デジタルを用いた新しい支援の形を考える

  • 日時:9月20日(土) 9:20-10:50
  • 会場:第1会場(国際交流棟1階 国際会議室)
  • 企画・座長:
  • 新野 一眞(国立成育医療研究センター 教育研修センター)
  • 千先 園子(株式会社Peds3)

講演内容抄録

近年、こどもたちを取り巻く環境や疾病構造は大きく変化しており、発達・行動、心理・社会的課題、慢性疾患に伴う問題はますます複雑かつ深刻になっている。「病院で待っているだけでは救えないこどもたち」が確実に増えている。しかし、専門医や支援体制は数的に不足しており、地域格差も大きい。科学的なエビデンスや有効な介入策が存在していても、それが実際の現場に届かない「社会実装の壁」は依然として高いという実感を、臨床・研究・行政と小児医療の現場を通じて強く感じてきた。

こうした状況を踏まえ、私たちはバイオサイコソーシャル(BPS)な視点に基づくケアを、デジタル技術とAIを活用して、社会に届けることを目指し、スタートアップPeds3を起業した。ベンチャーキャピタルから資金調達を行い、現在はデジタル医療機器(SaMD)の開発および、BPSケアを支えるデジタルクリニックプラットフォームの構築に取り組んでいる。「すべてのこどもたちが笑顔になれる社会」を目指し、少しずつではあるが、「こどもDoTank」としての活動を進めている。 現在は第一弾の取り組みとして、発達性ディスレクシアに対する治療用アプリの開発を進めており、診断・治療・モニタリング・家庭や学校を含む周辺支援までを一気通貫で支える「フルストリーム型ケアシステム」を構想している。鳥取大学などと連携し、小学校でのスクリーニングから医療との連携を含めた地域モデルの実証にも挑戦している。また、算数障害、ADHD、自閉スペクトラム症(ASD)、起立性調節障害(OD)などに対しても、BPS的な視点に立った支援を展開していく予定である。

本発表では、これらの取り組みに加えて、スタートアップならではの機動的な実装力や、「こどもの声を社会に届けるアドボカシーの手段」としての可能性など、スタートアップの役割についても考察したい。

第43回日本小児心身医学会学術集会について

第43回日本小児心身医学会学術集会について、ウェブサイトでは以下のように紹介されています。

“本学会は「心」と「身体」をともに表記する小児科領域唯一の学会です。アイデンティティが未確立で、言語化能力が発達段階にある小児・思春期年代において、抱える葛藤が身体の症状として表出されることは多く、バイオ・サイコ・ソーシャルの連動性の理解のもとに関わろうとする唯一の学会とも言えます。

多くの医療分野における最重要課題が「生存」であるのに対し、我々の目指すゴールは必ずしもそれ自体ではなく、より良く生きる、あるいは、明日も生きていたいと思える日を迎えさせることなのかもしれません。このような観点から、誰かの「生きる」に「活きる」学術集会とするべく、「〜 いきる 〜」をテーマとさせていただきました。”

(出典:第43回日本小児心身医学会学術集会ウェブサイト https://43jspp.jp/introduction